ザ・スペイン The Spain
≪レコード芸術特選盤≫
秀抜なギタリストの目と心と指が憧れ、いとおしみ、美しく紡ぎ出すスペイン
— 薫り立つトレモロ、華麗なラスゲアード、パーカッシブなゴルペ奏法等、究極のギター・テクニックが披露され、聴く者を至福の感動へといざないます。河野智美が全身全霊で編んだ、珠玉のスペイン・ギター名曲集が完成しました。
イサーク・アルベニス – Isaac Albéniz (1860-1909)
1. アストゥリアス(伝説)(スペイン組曲 Op. 47 より第5番)
No. 5. Asturias (Leyenda) – Suite espanola No. 1, Op. 47
フランシスコ・タレガ – Francisco Tárrega (1852-1909)
2. アラビア風奇想曲
Capricho árabe
エンリケ・グラナドス – Enrique Granados (1867-1916)
3. オリエンタル(12のスペイン舞曲より第2番)
Oriental – Danzas españolas No.2
ホアキン・ロドリーゴ – Joaquín Rodrigo (1901-1999)
4. ヘネラリーフェのほとり
Junto al Generalife
5. 小麦畑で(「スペインの野辺を通って」より)
En los trigales- Por los campos de España
エンリケ・グラナドス – Enrique Granados (1867-1916)
6. ビリャネスカ(12のスペイン舞曲より第4番)
Villanesca – Danzas españolas No.4
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ – Regino Sáinz de la Maza (1896-1981)
7. エル・ビート
El Vito
8. サパテアード
Zapateado
9. ロンデーニャ
Rondeña
マヌエル・デ・ファリャ – Manuel de Falla (1876-1946)
10. ドビュッシーの墓に捧げる賛歌
Homenaje pour Le Tombeau de Claude Debussy
11. 粉屋の踊り(バレエ音楽「三角帽子」第2部より)
Danza del molinero - El sombrero de tres picos (The three-Cornered Hat), Part II
イサーク・アルベニス – Isaac Albéniz (1860-1909)
12. スペイン組曲 Op. 47 – 第1曲 グラナダ(セレナータ)
Granada (Serenata) - Suite española No. 1, Op. 47
フランシスコ・タレガ – Francisco Tárrega (1852-1909)
13. アルハンブラの想い出
Recuerdos de la Alhambra
試聴は各販売サイトからできます
CDは全国CD販売店、楽器店、専門店、Amazonなどでお取り扱いしています。
Amazonでは現代曲で1位、室内楽・器楽曲でランキング6位(2019.2.16現在)まで記録しております
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もちろんコンサート会場にてお買い求めいただけましても嬉しいです
『現代ギター』2019年2月号では今回もカバー写真、インタビューを掲載していただいています。また新譜紹介等にてご紹介いただいています。ぜひお読みいただけましたら嬉しいです。
「The Spain」の現代ギター社GGショップ通販はこちらのサイトです。
○オリエンタル、ビリャネスカ(グラナドス)
スペインギター音楽名曲コレクション第3集/日本・スペインギター協会編(現代ギター社出版)
○グラナダ(アルベニス)
スペインギター音楽名曲コレクション第2集/日本・スペインギター協会編(現代ギター社出版)
—河野智美がまだ10代、20代の頃、ギター・コンクールの場に登場してきたときから私は常に感じていた気がする。この人は、ギターという楽器の、“心”に触れながら奏でる人だ、と。人一倍デリケートなタッチと歌ごころによって、彼女の手の内にあるとき、ギターは常に、ギターにしかない詩情を綴る。
そして、ここにお聴きのアルバム「ザ・スペイン」と題し、ギターの祖国の最も美しく、最も深く聞き手の旨に染み渡る楽曲の数々を揃えたアルバムを紡ぎ上げるとき、河野智美の持つかけがえのない味わいは、まさしくこよないものとなる。ギターはこんにち汎世界的な楽器となり、各地から生み出されるギター音楽は、それぞれの価値を競い合っている。だが、そうしたパノラマの中にあってもなお、ギターの“本場”スペインから、この楽器本来の風味を湛えて生まれ出た名曲の数々には、やはり不朽の香りと魅力とがある。
スペイン音楽のエッセンス、ギターの心を織る名手の奏楽を、是非、存分に味わって頂きたい。
—音楽評論家 濱田滋郎氏(ライナーノーツより)
瑞々しくも落ち着きある風格を備えた河野智美のスペイン・ギター名曲集。中音域のなんともふくよかな美しい音色はこのギタリストの美点だが、それに加えて自身の編曲による「オリエンタル」や「ビリャネスカ」に聴く声部の弾き分けもまた卓越。「三角帽子」の粉屋の踊りでのダイナミックなストロークとゴルペ奏法にも感嘆。ゆったりした運びで詩情豊かに綴られる「アルハンブラの想い出」もまた秀逸で、この1枚に河野の幅広く豊かな音楽性がたっぷりと詰まっている。よくあるスペインのギター作品集、と思うなかれ。それらより一頭地を抜く存在感を誇る出来栄えだ。
—藤原 聡 氏(ぶらあぼ2019年3月号より)
ギターの定番ともいうべき名曲13曲を収録。すべて本場スペイン由来の曲である点でも目標意識は高い。「アストゥリアス」や「オリエンタル」など河野自身による編曲によってさらに味わいが深くなったものもあるなど、現状に安住しない表現者としてのチャレンジ精神を痛感。心を揺さぶる演奏の連続は圧巻。★(CDジャーナルより)
一人でも多くの方にこのアルバムを手にしていただけましたら幸いです(´∀`*)