ザ・バッハ The BACH

河野智美 ザ・バッハ
ザ・バッハ The BACH

≪レコード芸術特選盤≫
≪ANA国際線機内オーディオプログラムに搭載(2017年12月~2018年2月)≫

謳うギタリスト、河野智美 初のオール・バッハ・アルバム
— そこには才能、美意識、審美眼、技術等持てるその全てが発露されているといっても過言ではないでしょう。今ここに、ギターならではの孤高の世界へと昇華したバッハの精髄が昇陽します。

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005(河野智美編)
Violin Sonata No.3 in C major, BWV 1005 (Arr. Tomomi Kohno)

①第1楽章 アダージョ
I. Adagio
②第2楽章 フーガ
II. Fuga
③第3楽章 ラルゴ
III. Largo
④第4楽章 アレグロ・アッサイ
IV. Allegro assai

⑤ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 〜 アリア(河野智美編)
Goldberg Variations, BWV 988 – Aria (Arr. Tomomi Kohno)

⑥コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV 147(デヴィッド・ラッセル編)
Chorale: Jesus bleibet meine Freude (Jesu, Joy of Man’s Desiring), BWV 147 (Arr. David Russell)

⑦無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 〜 第5曲 シャコンヌ(河野智美編)
Violin Partita No. 2 in D minor, BWV 1004 – V. Ciaccona (Arr. Tomomi Kohno)

⑧「G線上のアリア」(デヴィッド・ラッセル編)
“Air on a G String” (Arr. David Russell)

⑨ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV 1051 〜 第2楽章 アダージョ・マ・ノン・タント(アムステルダム・ギター・トリオ 〜 河野智美編)(※with 大沢美月、田中春彦)
Brandenburg Concerto No. 6 in B-Flat major, BWV 1051 – II. Adagio ma non tanto (Arr. Amsterdam  guitar trio – Tomomi Kohno)

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貴重なレビューも書いてくださった皆様、ありがとうございます。
Sony Music Shopでのご注文をお薦めしております。

もちろんコンサート会場にてお買い求めいただけましても嬉しいです

今年50周年を迎えられた『現代ギター』2017年8月号では今回もカバー写真、インタビューを掲載していただいています。また新譜紹介にてご紹介いただいています。ぜひお読みいただけましたら嬉しいです。
※サバレス弦の広告については知りませんでしたのでサプライズでした

飛ばないように押さえてっと。。。ん?

「The BACH」の現代ギター社さんの通販はこちらのサイトです。
こちらも素敵な言葉で紹介してくださっています

新アルバムに連動してか過去の(随分過去の。。)アルバムやDVDも売れておりまして、ありがとうございます
販売してくださっている現代ギター社さま、そしてお買い求めいただいた皆さま、本当にありがとうございます。

—バッハの作品は並外れて大きなスケールと複雑な構成を持ち、緻密なバロック的和声進行と大胆な転調に満ちている。そのため「人知を超えた作曲家バッハ」のように神格化されたりするが、実際のところは単に「優れたバロック作曲家、人間バッハ」に不勉強な我々が追いついていないだけだろう。一見厳格なバッハの作品には、歌心あふれる旋律、舞曲のリズムによる躍動感、そして肯定的で暖かな響きがある。バッハを敬愛する奏者は楽譜から離れ、自由に即興的に演奏することも許される、いやむしろ、それこそが求められている。
このディスクは、バッハの様々な作品、的確な様式感、奏者の卓越したミュージシャンシップと音楽への真摯な姿勢が結実した希有な録音だ。聴く人はギタリスト河野智美の弾くバッハに安心して身を任せることが出来るだろう。—古楽器奏者 竹内太郎氏(ライナーノーツより)

—収録されたどの曲を聴いてみても、筆者はそこに「バッハ自身の親しい声」を耳にする思いがする。それは半ば、ギターという楽器固有の“人間らしさ”に由来することかもしれないが、同時にそこに、先に記した河野智美の貴重な資質、微妙な“歌ごころ”の湧出こそが働いていることは疑いない。この“歌ごころ”、言い換えれば、音楽をただ正確かつ綿密に綴られた音符の羅列に終わらせず、それを“人間の心から発したもの”と感じさせる奏楽の“有機性”こそ、筆者が最も大切だと思うものである。そして感心かつ感動するのは、たとえば〈主よ、人の望みの喜びよ〉や〈ゴールドベルク変奏曲のアリア〉のように誰の耳にも優しく響く曲のみならず、〈無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番〉のように荘重かつ峻厳な趣きの楽曲ですら、どこまでも人間的な優しさを帯びて聴こえることである。この独特な魅力は「ギター」という認識の枠を取り払って普遍的な音楽の場に持ち出したとしても、決して価値を減するものではない、と筆者は信じる。—音楽評論家 濱田滋郎氏(ライナーノーツより)

バッハに対し構えるのでも遊ぶのでもなく、寄り添って人知れず心解くごとき音の姿。決して響きを荒げない。まろやかに整えられた音色で、淀みなく線をつなぎ、ウタを息づかせていく。つつしまやかでありながら、す、と鎮まる時の濃やかな情の漂いにココロが揺らぐ。ソナタのラルゴ楽章にとっぷりと沁みた。(中)(CDジャーナルより)

「謳うギタリスト」と評判の名手・河野智美のアルバム第3弾は、オール・バッハ。作曲家と作品への敬意がつぶさに伝わる快演だ。核となるのは、自身の編曲による、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番。ギター編曲の場合、原曲には暗示に留められた和声を安易にリアライズしてしまうことも多いが、彼女はそれをしない。原曲を尊重し、全6曲のなかで、この楽器に適した作品を精査し、ありのまま聴かせることに特化。結果的に、縦向きの拍節感よりも、横へのフレーズの流れが良い、ギターならではのバッハ像が浮き彫りに。併録の「シャコンヌ」や小品からも、瑞々しい感性が溢れる。—寺西肇氏(ぶらあぼ2017年9月号より)

一人でも多くの方にこのアルバムを手にしていただけましたら幸いです(´∀`*)

※こちらのCDは2017年12月~2018年2月まで、ANA国際線機内オーディオプログラムに搭載されました。ご視聴いただきました多くの皆様、ありがとうございました。