アランフェス Aranjuez

河野智美アランフェス

世界初⁉️2大ギター協奏曲のライブ録音‼️
≪朝日新聞CD評「for your Collection クラシック音楽」推薦盤≫
≪ANA国内線機内オーディオプログラムに搭載(2021年2月)≫
≪ANA国際線機内オーディオプログラムに搭載(2021年6月~2021年8月)≫

アランフェス Aranjuez

彼女は、作品に湛えられた旋律美を決して表面的になぞるのではなく、心底からの共感を込めて表現し尽くしたのである。ギター奏者及び愛好家のサークルのみならず、あらゆる音楽ファンの胸に喜びと感動を伝え得る第1級のギタリスト/芸術家として私は河野智美を見ているが、このライブ盤こそ、その証左となるものに違いない。ー濱田滋郎

ホアキン・ロドリーゴ Joaquín Rodrigo (1901-1999)
アランフェス協奏曲 Concierto de Aranjuez

1. 第1楽章:アレグロ・コン・スピリート
I. Allegro con spirito

2. 第2楽章:アダージョ
II. Adagio

3. 第3楽章:アレグロ・ジェンティーレ
III. Allegro gentile

ある貴紳のための幻想曲 Fantasía para un Gentilhombre

4. 第1楽章:ビリャーノとリチェルカーレ
I. Villano y Ricercare

5. 第2楽章:エスパニョレータとナポリ騎兵隊のファンファーレ
II. Españoleta e Fanfare de la Caballería de Nápoles

6. 第3楽章:たいまつの踊り
III. Danza de las Hachas

7. 第4楽章:カナリオ
IV. Canario

{アンコール曲}
ヨハン・セバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)

8. 「G線上のアリア」~管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068~第2曲エア
“Air on G String”~ Suite for Orchestra No. 3 in D Major, BWV 1068~ II. Air

河野智美(ギター)Tomomi Kohno, Guitar
梅田俊明(指揮)Toshiaki Umeda, Conductor
東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
八木大輔(ピアノ)Daisuke Yagi, Piano
収録: 2020年1月29日 サントリーホール大ホール(ライブ・レコーディング)

試聴は各販売サイトからできます
CDは全国CD販売店、楽器店、専門店、Amazonなどでお取り扱いしています
Sony Music Shopでのご注文をお薦めしております。
もちろんコンサート会場にてお買い求めいただけましても嬉しいです

そして今回の最大のニュースは、このアルバムを含め、私の過去の作品5タイトルが配信にて聴けるようになったことです。ぜひご契約されている配信サービスにていつでもお聴きいただけましたら嬉しいです。
ハイレゾはe-onkyo music, mora
その他ナクソスミュージックライブラリー, Apple Music, LINE MUSIC, amazonmusic, Google Play Music, dヒッツ等々の配信サービスにてお聴きいただけます。

You can listen on these streaming services,
Apple Music, amazonmusic, Naxos Music Library, e-onkyo music, mora, LINE MUSIC, Google Play Music, etc…
YouTube Music, Spotify is distributed for a limited time!!

『現代ギター』2020年11月号 p28 では今回もインタビューを掲載していただいています。また新譜紹介にてご紹介いただいています。ぜひお読みいただけましたら嬉しいです。
また、『月刊ぶらあぼ』 2020年11月号p44にて、素敵なインタビュー記事を掲載していただいております。「音楽の揺るぎなく信じられる力、そして祈りをこめて」
河野智美ぶらあぼインタビュー

「Aranjuez」の現代ギター社GGショップ通販はこちらのサイトです。

—彼女は、作品に湛えられた旋律美を決して表面的になぞるのではなく、心底からの共感を込めて表現し尽くしたのである。ここ何年かの間、ドイツ、スペインなどを旅し、己の知識や感性に新たな養分を与えようと努 めた成果が、ここで見事な実りを見せていると、私には実感できた。ギター奏者及び愛好家のサークルのみならず、あらゆる音楽ファンの胸に喜びと感動を伝え得る第1級のギタリスト/芸術家として私は河野智美を見ているが、このライブ盤こそ、その証左となるものに違いない。
—音楽評論家 濱田滋郎氏(ライナーノーツより)

—河野智美のギターは、聴き手の想像力と創造力を喚起する。その演奏は作品が生まれた場所へといざない、作曲家の意図したところへと近づけてくれる。2020年1月29 日に行われたコンサートで披露されたロドリーゴの「アランフェス協奏曲」と「ある貴紳のための幻想曲」においても、その美質は遺憾なく発揮された。彼女が作り出す音楽は、非常にていねいで繊細かつ情感豊か。どんなに急速なテンポを要する箇所も、強音を必要とする部分もけっして弾き飛ばさず、自身が納得のいく音色と表現力で慈しむように奏でていく。
—音楽評論家・音楽ジャーナリスト 伊熊よし子 氏(ライナーノーツより)

—ロドリーゴの2大ギター協奏曲たる《アランフエス協奏曲》と《ある貴紳のための幻想曲》を収録したアルバムで、日本の女性ギタリストによる《アランフエス》の録音は村治佳織、渋谷 環に次いで3人目となるが、特筆すべきは去る2020年1月29日のサントリー大ホールでのコンサートのライブ録音盤ということで、この2曲のカップリングによるライブ録音は世界的にもほぼ例がないであろう“快挙”だと言える(現代ギター2020年11月号「新譜案内」より)

—コロナ禍により演奏会が軒並み中止になる目前に開催されたこの演奏会は、「作品に湛えられた旋律美を決して表面的になぞるのではなく、心底からの共感を込めて表現し尽くした」「非常にていねいで繊細かつ情感豊か」と絶賛されました。ロドリーゴ『アランフェス協奏曲』『ある貴紳のための幻想曲』、アンコールにJ.S.バッハ『G線上のアリア』を配した充実のプログラム。今年ほとんど演奏会に足を運べなかったという方、ぜひ「2020年」に開催されたもっとも刺激的なライブをハイレゾでご堪能ください。—ハイレゾ配信サイト掲載文より

—ここ10年で成功めざましいギタリスト河野智美の最新作。これまでにリリースされたアルバムすべてが高評価を得ていることでも注目の彼女だが、今回も2020年1月にサントリーホールで行われた東京フィル(指揮:梅田俊明)との共演コンサートのライブ録音、しかも巨匠ロドリーゴの2大コンチェルトに挑戦と、期待を裏切らない。実際に宮殿を訪れて体感したという、作曲家が作品に込めた想いを丁寧に織り上げたかのような「アランフェス協奏曲」も、原曲となったガスパール・サンスの優雅な世界がハーモニーから垣間見えてくる「ある貴紳のための幻想曲」、ともに見事。—東端哲也氏(ぶらあぼ2020年12月号新譜紹介より)

このアルバムを皆様にお届けできることを、心から嬉しく思っています。

ロドリーゴの2大コンチェルトをライブ録音する…思えばこの企画が決まった当初は、私にできるとも思えず、ただ漠然とした不安が募るばかりの日々でした。この偉大な2曲をコンサートで弾くだけでも、私には大きなことでしたが、それを録音し後世に残していくということは、これまでの経験からは想像を超えた大きな企画でした。

それでも演奏のこと、PAのこと、レコーディングのこと、助言をしてくださる方、様々な連携を取って進めてくださる方、そして必要な資金をサポートしてくださる方々…前を向いてひたすら本番の日に向かっていた日々ですが、気がつくと周りでは様々な人が動き、助けられていました。これまでの幾つものコンサートも、もちろん同じ思いでしたが、より一層、皆で心をひとつにして臨むことができたコンサートとなりました。

そして迎えた本番…指揮者とオーケストラとともに作っていく音楽には、言葉では表現できない充実した思いがありました。サントリーホールという最高の響きを体感できる場で、自分とオーケストラの音楽に全身全霊をかけて向き合い、集中できた時間だったと思います。この時にこの場で同じ時間を過ごしてくださった皆様に、改めて感謝申し上げます。

このコンサートの後、瞬く間に新型コロナウイルスによる影響で、次々とコンサートが中止となりました。このコンサートが実現できたことが、奇跡的なことだったのかもしれないと思わされます。そしてこの充足感で満たされた経験は、不安感をも払拭してくれています。いつ終わるかわからない闇を恐れるよりも、今できることを少しずつ積み重ねて生きていく、その力をいただいたように思うのです。

改めて録音された音楽を聴いていると、自分ではないような気迫が感じられ、またやはり自分であるという臨場感も思い出され、不思議な感覚になります。昨年までに行くことができたアランフェス宮殿をはじめとするスペインの地にも、祈るような気持ちで思いを馳せています。無事に再び訪れることができる日常が戻りますように・・・。ロドリーゴがこの作品に寄せた想いは、いま、このような世の中で、世界への想いへと重なり、また新たな気持ちへと繋がっていく…その流転が音楽の力のような気がしています。

どうか皆様もお身体に気をつけてこの状況を乗り越え、また同じ空間で、同じ時を過ごせますように・・・お祈りしております。

2020年8月
河野智美

一人でも多くの方にこのアルバムを手にしていただけましたら幸いです(´∀`*)