4弦+6弦=10弦が奏でる、
パッションとカンタービレの音の万華鏡
デュオ・パッシオーネ デビューCD「グラシア」発売記念コンサート
期日 | 2022年2月4日(金) |
開演 | 18:00(17:15開場) |
会場 | 銀座王子ホール |
チケット | 通常チケット:4,000円 CD付きチケット:7,000円(通常価格より300円割引) |
ご予約・問い合わせ | 王子ホールチケットセンター 03-3567-9990(土日祝日定休) e+(イープラス)050-3101-7711 / アールアンフィニ artinfini.mail@gmail.com |
主催 | アールアンフィニ・レーベル |
協賛 | 株式会社IDホールディングス |
後援 | 株式会社ソニー・ミュージックダイレクト、株式会社ミューズエンターテインメント |
プログラム
パガニーニ:カンタービレ
クライスラー:中国の太鼓
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ファリャ:7つのスペイン民謡
ファリャ:スペイン舞曲第1番
ヴィラ=ロボス:アリア(カンティレーナ)
インファンテ:エル・ビート(グラシア)
プホール:ブエノスアイレス組曲
ピアソラ:オブリビオン
ピアソラ:天使のミロンガ 他
※曲目は変更される場合がございます。
デュオ・パッシオーネ
人気、実力ともに兼ね備え、今や円熟の域に達しているヴァイオリン礒 絵里子と、この10年の活躍が目覚ましく、アルバムを出すたびに高い評価を得ているギター河野智美によるデュオ。たびたび共演を重ねてきた二人であるが、2020年9月、鎌倉芸術館でのコンサート「音楽のチカラ」での成功がきっかけとなり、万を持して結成された。弓で奏でる四弦のヴァイオリンと指で爪弾く六弦ギター、合計十弦で紡ぐ音色で追求するのは、はかなさと情熱が同居する音楽。二人の確かなテクニックとパッション溢れる音楽性により、心の深淵に触れる優艶な世界を描いていく。
礒 絵里子(いそ えりこ)プロフィール
桐朋学園大学卒業後、その才能を高く評価したI.オイストラフ氏に招かれ、文化庁芸術家在外派遣研修員としてブリュッセル王立音楽院に留学し、修士課程大賞を受賞し首席修了。マリア・カナルス国際コンクールほか国内外のコンクールで入賞。ソリストとして日本フィル、東京フィル、名古屋フィル、神奈川フィル、京響、チェコフィル、フランダース放送響他国内外のオーケストラと多数共演し、「知性と感性と技術の実力派」と高い評価を得る。宮崎国際音楽祭へは毎年参加、「題名のない音楽会21」「アインシュタインの眼」「クラシック倶楽部」ほかテレビ・ラジオ出演も多く、2010年よりFMヨコハマ「礒絵里子のSEASIDE CLASSIC」のパーソナリティを務めている。
ソロ活動に加え、「デュオ・プリマ」「EnsembleΦ(ファイ)」「椿三重奏団」など室内楽でも多彩な演奏活動を展開。一財)地域創造公共ホール活性化支援事業登録アーティストとしてアウトリーチ活動にも積極的に参加している。
東日本大震災で発生した津波の流木から作られた「TSUNAMI VIOLIN」で追悼の思いと復興への願いを音色に乗せ、弾き継いで行く「千の音色でつなぐ絆プロジェクト」に参加。2018年10月には森アーツセンターギャラリーで開催された「ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展」に於いて、前澤友作氏が購入して話題となったストラディヴァリウス“Hamma”と”San Lorenzo”の2挺の銘器を使用してコンサートをおこなった。
デビュー以来10枚のCDをリリース、2020年2月に発売された椿三重奏団のCD
は「レコード芸術誌特選版」に選出された。
真摯な演奏への取り組み、確かな技量に基づいたヨーロッパ仕込みの洗練された感性には定評があり「気負いのないしなやかな活動ぶりが、クラシック音楽シーンで着実に存在感を放っている」など各媒体で高く評されている。洗足学園大学講師として後進の指導にもあたっている。
河野 智美(こうの ともみ)(ギター)
Tomomi Kohno, Guitar
クラシカルギターコンクールで優勝のほか、東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールで入賞。
2011年、韓国にてDVD『Recollections』をリリース。CDはアールアンフィニより『祈り』(2013年)、ジャズクラシック作品集『リュクス』(2015年)、オール・バッハアルバム『The BACH』(2017年)、スペイン作品集『The Spain』(2019年)をリリース、いずれもレコード芸術誌で特選盤の評価を得る。なかでも現代のコンポーザー・ギタリストに焦点をあてたアルバム『リュクス』は、音楽評論家の濱田滋郎氏より「ギター・アルバム中、最上級の成果」と評された。2020年、サントリーホールにて東京フィルハーモニー交響楽団、梅田俊明氏指揮のもと「アランフェス協奏曲」「ある貴紳のための幻想曲」の2大ギターコンチェルトを演奏、秋にライブ盤アルバムとしてリリースされ、朝日新聞にて推薦盤として紹介された。2大ギターコンチェルトのライブ録音リリースは、世界初の試みとも言われている。これまでにロシア、韓国、中国、イタリア、ボリビア、オーストリア、ロシア、スペイン、タイ、ベトナム等各国に招かれコンサートやマスタークラスを行っている。なかでもマドリードの歴史あるアテネオホールにて人間国宝鶴賀流第11代家元鶴賀若狭掾師匠とその一座、日本舞踊の花柳貴比氏、八王子車人形「西川古柳座」とのコラボレーション公演を行い、日西伝統芸能の共演は大きな反響を呼んだ。また、スペイン最大とも言われるホセ・トマス国際ギターコンクールにてユース部門の審査も務めている。他楽器とのアンサンブル活動も活発で、2018年サントリーホール・ブルーローズにて行われたバロックアンサンブルのコンサートでは、「ギター室内楽の新たな境地」と評判を呼んだ。ソプラノの奥脇泉とのユニットでは古楽から民謡、ポップスまでジャンルに囚われず独自のレパートリーを切り開き、「心地よい音楽」を追究している。「音の響きに情感と温かみがあり心に入ってくる」「聴く人の心に寄り添う音楽」と定評がある。
日本・スペインギター協会会長代理としてギター音楽の普及とギター界発展に寄与するべく、日々努めている。昭和音楽大学、並びに自身の主宰する音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。
CD拝聴しました。ヴァイオリンとギターというユニークな組み合わせはとても新鮮で素晴らしい演奏でした。
そこで、勝手なお願いですが、もし可能でありましたら、ぜひ、パガニーニの作曲した、ヴァイオリンとギターのための曲を取り上げていただけないでしょうか。とても素敵な曲がたくさんあって、お二人のイメージにぴったりだと思います。
保谷さま
CDをお聴きいただき、ありがとうございます。
パガニーニはコンサートでは演奏しておりますので、ぜひお越しいただけましたら嬉しいです。
いずれ録音も考えたいと思います。